Ikuhisa Sawada and Marc Nagtzaam OTHERS : Segment 2, 3 - Tokyo, Antwerp Exhibitions
2024.11, 120頁, 220x297x9mm
ISBN 978-1-0688196-0-5
OTHERSプロジェクトの第一作目と並行して進行する本書では、遠く離れた二人のアーティストが交差する道をたどりながらも一体化し、異なる到達点へと至る過程が描かれています。この新刊では、東京とアントワープという異なる場所で開催された二つの展覧会が、両者の到達点として鮮明に示されています。両アーティストは独立して作品制作を行いましたが、互いの影響が積み重なり、空間と時間を超えた複雑な構造が生み出されました。
Osamu Kanemura | Gate Hack Eden : Special edition
2024.10, 1649頁, 117 x 81 x 163mm
A special edition of Osamu Kanemura | Gate Hack Eden, limited to only 50 copies, each including an original collage by Kanemura created for this edition at the Gate Hack Eden exhibition at CAVE-AYUMI GALLERY in Tokyo, bound in a thick acrylic frame like module which rests at the bottom of the book. Each collage is unique, and can be selected when purchasing.
Osamu Kanemura | Gate Hack Eden
2024.9, 1648頁, 117 x 81 x 163mm
ISBN978-1-0688196-1-2
かつて存在したものの痕跡によって描かれた屹立する廃墟の風景は、今なお存在するもの、そしてこれからも存在し続けるものの本質を暴き出す。この作品集『Gate Hack Eden』は、2024年9月にCAVE-AYUMI GALLERY で開催される同じタイトルの展覧会に合わせて出版された。本書は写真、ドローイング、フィルムのスチールを何百枚も積み重ねたひとつのまとまりとして始まり、それを1,000の均一の断片に切り分け、写真家・金村修の実践を実体化にしたもので、一冊一冊がこの大きな存在のひとつの断片なのだ。金村は、使用される媒体は痕跡や断片の集積によって形成され、対象の再現という実用性から解放された時点でその本質が明らかになるのだ、と説明する。新たに形成された遠景 (distance) から立ち上がる巨大な建造物 (edifice) のように、本来の意図から切り離されたイメージは、金村自身が築いた思考体系 (edifice)と並走する。
髙田唯 軸 : スペシャルエディション
2023.11, 380頁, 190 (~) x 210mm
ISBN978-1-9995159-7-3
2022年7月に髙田唯の銀座グラフィックギャラリーでの展示「混沌の秩序」に関連して最初に出版された本、「AXIS」の特別なハードカバーエディション。
空間を横断する磁力線のように、私たちを取り巻く様々な要素を内側に引き寄せ、一つの軌道に結集して回転させ始めるグラフィックデザイナー高田唯の作品は、私たちに新しい世界観をもたらします。身の回りのありふれた風景や物から抽出されたこれらの要素は、それ自体の本質とは全く矛盾するような状態にまで高められると同時に、その本質を維持するだけでなく賞賛するような率直な方法で表現されます。高田は、変化をもたらす台風のようなエネルギーを駆使して、私たちに「気づき」を与えてくれるのです。
Marc Nagtzaam and Ikuhisa Sawada OTHERS : Segment 1 - Process 1
2023.10, 130頁, 220x297x7mm
ISBN978-1-9995159-7-3
"OTHERS"は、日本の写真家、澤田育久(Ikuhisa Sawada)とオランダのアーティスト、マーク・ナクツァム(Marc Nagtzaam)の共同プロジェクトです。このプロジェクトは、長い距離の両極から始まり、二人のアーティストの軌道が、平行線に従ってお互いに向かって進む一連の経路のように、共有と分離の両方を兼ね備えた終わりを目指して、完全には交わることなく進みます。このプロジェクトの最初の記録集であるこの本は、東京での展覧会に向けて制作された一連の画像とスケッチを通じて、アートワークによる「コミュニケーション」の行為の記録として、二人の作品がお互いの引力の影響下に入るにつれて変化し適応する様子が描かれています。
c-site.4 : 距離
2023.1, 208頁, 190x247x17mm
ISBN978-1-9995159-6-6
c-site (c=conversation) は、ひとつのトピックをめぐる学際的な対話を中心に、それを物理的・抽象的に掘り下げていくもので、典型的なインタビュアー/インタビュイーの関係から離れて、異質な「他者」どうしの対等なやりとりに焦点を当てます。最初の3回は、連続して行う形式をとりました。4回目からは、対話の構造はより流動的になり始め、その対話形式が、どのようにベースとなるテーマと明確な関係を保つことができるかを探っていきます。
このような環境づくりを通して、様々なバックグラウンドや経験、考え方から生まれる視点を組み合わせることで、根源的かつ普遍的なテーマの本質と可能性を理解することができればと願っています。
Yui Takada AXIS | 髙田唯 軸
2022.7, 332頁, 174 (~) x 210mm
ISBN978-1-9995159-7-3
空間を横断する磁力線のように、私たちを取り巻く様々な要素を内側に引き寄せ、一つの軌道に結集して回転させ始めるグラフィックデザイナー高田唯の作品は、私たちに新しい世界観をもたらします。身の回りのありふれた風景や物から抽出されたこれらの要素は、それ自体の本質とは全く矛盾するような状態にまで高められると同時に、その本質を維持するだけでなく賞賛するような率直な方法で表現されます。高田は、変化をもたらす台風のようなエネルギーを駆使して、私たちに「気づき」を与えてくれるのです。
Olivier Goethals POEM!
2021.10, 134頁, 325 (~) x 210mm
ISBN978-1-9995159-5-9
本書は、ゲータルスの作品と活動を包括的に紹介するものではありません。様々な作品の特殊性や文脈を超え、全体の関係性を示す試みです。本書のタイトルである「POEM」は、2つの意味で解釈できます。1つ目は、画像はそれぞれが異なった配置になっており、常に変化する順序で並べられていますが、本質的に結びついています。非論理的でありながら建設的なシステムは、言葉だけでは適切に表現できない方法で、ゲータルの実践から生まれた物語の詩的な表現として機能しています。画像と言葉の空間的な「POEM」です。
c-site.3 : Other 他者
2021.2, 137頁, 245x190x10mm
ISBN978-1-9995159-4-2
c-SITEはda大 in printのメイン出版物のなかの一つである。一つの学科と分野に拘らず、あるテーマに対して物質的及び非物質的な角度から検討とリレートークを行う形で作られていく。伝統的なインタビューによく見られる質疑回答に代わり、有機的且つ (a → b) , (b → c) … (j → a) のように順番を追うような形で、即ちリレートーク参加者 (a) から (b) に質問し、(b) はそれを回答した上で次の参加者であるcに質問するような形をとることで、より自然で且つ能動的な対談となることを目指す。
また、異なる背景、経験と考え方を持つ方々のご見解をまとめることで、一つのテーマにおいてその本質と潜在力をより深く分析し、それに対する人々の理解と考え方をできる限り幅広く伝えていくことを最終目標としている。
n-site [1]
2020.1, 10 essays + 42 images, 220x310mm
ISBN978-1-9995159-3-5
10個の家で出来上がった小さい村があり、全ての家がそれぞれ独特の個性や、素材、色、形を持っているように、10人の建築家、アートクリエイターとデザイナーたちがn-SITEという場を借りて一堂に集まり、それぞれ興味を持つ話題について何かの想像をしたり、アイデア或いはコンセプトを生み出したりする。家の状態がそこに住む人の性格を反映する場合があるのと同じく、これらの未完成のコンセプトが作者一人一人の異なる思考方法を反映していると言っても過言ではないだろう。
Soushi Tanaka : Post [EE]
2019.9, 410頁, 215x285mm, 日本語/英語
東京の写真家である田中崇嗣が継続的に取り組んでいるプロジェクト「Post」。それは多重露光撮影のシステムを使用し系統的にデータが生成されます。そしてそのデータにより制作行為が表出されます。毎日生成される、当日の新聞全ページを多重露光撮影し1枚の画像に変換される"Daily"。そして、1ヵ月分(約30枚)のDailyを多重露光撮影し1枚の画像に変換される"Monthly"。その後、1年分(12枚)のMonthlyを多重露光撮影し1枚の画像に変換される"Annually"。この儀式的な作品の中で、田中は機械的なシステムを用い画像を表出させると共に、人類学的に行動パターンも表出させています。
Soushi Tanaka : Post
2019.8, 126頁, 282x195 mm, 日本語/英語
ISBN978-1-9995159-2-8
東京の写真家である田中崇嗣が継続的に取り組んでいるプロジェクト「Post」。それは多重露光撮影のシステムを使用し系統的にデータが生成されます。そしてそのデータにより制作行為が表出されます。毎日生成される、当日の新聞全ページを多重露光撮影し1枚の画像に変換される"Daily"。そして、1ヵ月分(約30枚)のDailyを多重露光撮影し1枚の画像に変換される"Monthly"。その後、1年分(12枚)のMonthlyを多重露光撮影し1枚の画像に変換される"Annually"。この儀式的な作品の中で、田中は機械的なシステムを用い画像を表出させると共に、人類学的に行動パターンも表出させています。
c-SITE#2 Topic : Sample「采样/サンプリング」
2019.7, 120頁, 180x240mm, 日本語/中國語/英語
ISBN978-1-9995159-1-1
c-SITEはda大 in printのメイン出版物のなかの一つである。一つの学科と分野に拘らず、あるテーマに対して物質的及び非物質的な角度から検討とリレートークを行う形で作られていく。伝統的なインタビューによく見られる質疑回答に代わり、有機的且つ (a → b) , (b → c) … (j → a) のように順番を追うような形で、即ちリレートーク参加者 (a) から (b) に質問し、(b) はそれを回答した上で次の参加者であるcに質問するような形をとることで、より自然で且つ能動的な対談となることを目指す。
また、異なる背景、経験と考え方を持つ方々のご見解をまとめることで、一つのテーマにおいてその本質と潜在力をより深く分析し、それに対する人々の理解と考え方をできる限り幅広く伝えていくことを最終目標としている。
c-SITE#1 Topic : New「新/新しさ」
2019.1, 119頁, 180x240mm, 日本語/中國語/英語
ISBN978-1-9995159-0-4
c-SITEはda大 in printのメイン出版物のなかの一つである。一つの学科と分野に拘らず、あるテーマに対して物質的及び非物質的な角度から検討とリレートークを行う形で作られていく。伝統的なインタビューによく見られる質疑回答に代わり、有機的且つ (a → b) , (b → c) … (j → a) のように順番を追うような形で、即ちリレートーク参加者 (a) から (b) に質問し、(b) はそれを回答した上で次の参加者であるcに質問するような形をとることで、より自然で且つ能動的な対談となることを目指す。
また、異なる背景、経験と考え方を持つ方々のご見解をまとめることで、一つのテーマにおいてその本質と潜在力をより深く分析し、それに対する人々の理解と考え方をできる限り幅広く伝えていくことを最終目標としている。